今年最後の大根、カブなどを収穫しました
- Lotus
- 3月11日
- 読了時間: 3分
更新日:3月11日
去年の9月に種を蒔いた野菜たちが、遂に最後の収穫を迎えました。
早いものでほぼ半年が経過した3月、遂に大根とカブのアブラナ科野菜が今年最後の収穫を迎えることとなりました。
凍えるような寒さが続いていた日に一時期、幻かのような20℃の暖かさが襲来したことにより一気にトウ立ちのスイッチが入り、次々と花を咲かせ始めていた大根とカブ。これ以上収穫を遅らせても実が大きくならず葉と花ばかり茂ってしまいますので、今回で一斉収穫となりました。

あまりの寒さにカブの表面が固くヒビ割れておりますが、皮を剥けばそこには瑞々しくて柔らかい真っ白な実。糖分も高く濃厚な美味しいカブです。
一方の大根は発芽して1か月、2か月後に風速18mという暴風で根が傾いてしまったものが多々ありました。直根系の野菜は根をいじられると調子が極端に悪くなりますが、何とか持ちこたえてくれたものの……。結果、皆揃いもそろって個性的に成長し、中にはセクシー大根を超えるトライデントダイコン(どうしたらそんな姿になってしまったのか!)があったりと植物の生命力の強さを改めて思い知らされた収穫作業となりました。

ともあれ、まっすぐな大根と同じく味は大変美味しく、葉もスーパーやJA、道の駅の物にも負けていない、むしろ勝るほどの綺麗さと大きさの大根たちです。茹でてよし、煮てもよし、炊き込みご飯にしてもよし、塩漬けにしてもよし、おでんもよし!
様々な料理に合う当店自慢の大根、そして葉もぜひご賞味下さい!
その他、春菊やパセリの収穫も行いました。春菊はこれから暖かくなり、収穫量も増えますのでやわらかい新芽や美味しい葉を天ぷらなどでご提供いたします。
一方のパセリも、当店は無農薬有機肥料栽培ですので安心して生のまま召し上がっていただけます。お客様の中には「とても美味しい」と必ず食べてくださる方がいらっしゃるほどです。パセリは飾りではありませんよ? ぜひ一度食べてみてください。濃厚な香りと旨味は様々なアルコールによく合います。
そして、野菜作りと同じく、むしろそれ以上に大事な土作りも欠かせません。
夏野菜に向けての土壌改良作業まで1か月半の猶予がありますが、その間、畑に植物が何も植わっていない状態は土がどんどん劣化していく(土の中の微生物が減る)原因となります。
土は紫外線による劣化と微生物の減少が顕著に痛みますので、黒マルチで表面を保護し、なおかつ植物の根がなくとも微生物が餓死しないよう有機物を投入しました。これから気温も暖かくなりますので、柑橘の皮とアブラナ科の葉であれば1~2ヶ月の間は微生物の餌として活躍してくれるでしょう。
4月の本格的な土作りが始まるまでの束の間、次はどの野菜を育てようか? 病害虫予防をどうしようか? 色々なイメージを頭に描きつつ、ゆっくり体を休めたいと思います。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
……と、一番大事な事をお伝えし忘れていました!
収穫した野菜は本日3月11日火曜日から当店でご提供となります。
新鮮な野菜を取り揃えて皆様のご来店、心よりお待ちしております。